10月より、インフルエンザワクチン接種が開始となりました。

「(エチル水銀に由来する防腐剤である)チメロサールを含んでいる製剤もその濃度は0.004~0.008mg/mlと極少量であり、胎児への影響はない」と、産婦人科学会などでも安全性については問題ないと説明しておりますが、当院では安全性やアレルギーのことも考慮し、妊婦さんにはチメロサールが含まれていないワクチンもご用意しております。
ただ、通常のワクチンは1回3,000円ですが、チメロサール・フリーのワクチンは500円高い、3,500円となります。

通常のワクチンですと、3歳未満は接種量が少ないので、1回目2,400円、2回目2,200円と割引がありますが、チメロサール・フリーの場合は、専用注射器に1人1本ずつとなっているので、お子さんでも、チメロサール・フリーの場合は、年齢や接種量にかかわらず、1回3,500円となっております。
また、一般的に日本では12歳までは2回接種ですが、9歳以上では1回接種で十分な抗体が出来る率が高いので、9歳以上では1回接種で良いとWHOも勧奨していることを踏まえ、当院では9歳以上で過去2回接種を行ったことがある方や、接種間隔や注射で発熱や接種部位の痛みがあって躊躇される方は1回接種でも良いと考えております。一度も2回接種をしたことがない方には2回接種をお奨め致します。
もちろん、受験を控えている方や、希望者には2回接種も可能ですが、ワクチンの数量が残り少なくなってきた場合、2回接種をお断りする場合もありますので、悪しからずご了承下さい。

なお、インフルエンザワクチン接種は予約制です。お電話もしくはご来院いただき、予約をお願い致します。

65歳以上および接種日当日に60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能 または ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障がいがある方(身体障害者手帳1級相当)の個人負担金は、今年は1,500円となります。(一昨年の福岡市は無料でした)
新型コロナウイルスワクチンと同時接種も可能ですが、副反応が強く出やすい新型コロナウイルスワクチンは左上腕に、インフルエンザワクチンは右上腕に接種することをお勧めします。しかし両腕が痛みや挙上困難で日常生活に支障が出ることもあり、当院では2週間間隔を開けての接種をお勧めしております。
もし、インフルエンザワクチン接種を左上腕に行ってしまった場合は、最低でも痛みや腫れが引いて一週間ほど経過してからの左上腕への新型コロナウイルスワクチン接種をお勧め致しております。

高齢者用の予診票は–>こちら

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インフルエンザワクチン接種における注意事項は–>こちら

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